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Category: Nobody’s Songs

『最後のわがまま』

二人、お互いに失くせない存在になって、何年だろう?
繰り返す日々の中で、気持ちを確かめ合う事も、億劫になってた
言い訳じみた言い方をすれば、空気のような存在
君が側にいる事が、当たり前になっていた

君の好きな事、君の好きなモノ、君の好きな色
僕の嫌いな事、僕の嫌いなモノ、僕の嫌いな色

何もかも解り合えてると思い込んでた
言葉にしなくとも、解り合えると思い込もうとしてた
でも、心の片隅に、ずっと、収まりの悪い愛しさを感じてた

時々、君に陰る、寂しそうな横顔
その横顔が堪らなく切なくて、いつも、何も言えずにいた
その瞬間、いつも、とりとめのない話で君を笑わせてた

もし、心を覗ける万華鏡があれば・・・
解り合えてると、思い込む幻想に、縛られる事もないのかな?
それさえも、言い訳じみた、独りよがりな勝手な幻想だね

いつもの喧嘩だと思い込もうとしてた・・・
君の瞳から、見た事もない涙が溢れた

君の唇が、ゆっくりと「ご・め・ん・ね」と呟いた
君の唇が、ゆっくりと「さ・よ・な・ら」と呟いた

二人、お互いに失くせない存在になって、何年だろう?
繰り返す日々の中で、気持ちを確かめ合う事も、億劫になってた
言い訳じみた言い方をすれば、空気のような存在
君が側にいる事が、当たり前になっていた

何も言い出せない僕がいた
ただ、立ちすくみ、俯くだけの僕がいた
何も言い出せない僕がいた

手のひらから、零れ落ちる、乾いた砂
愛だと思い込んでた幻想の乾いた砂
その砂が落ちてしまう前に・・・

泣きじゃくる君を無我夢中で抱きしめた
答は、きっと、重なり合う鼓動が、教えてくれる
泣きじゃくる君を、ただ我武者羅に抱きしめた